高濃度炭酸ガスを使用した防除を実用化

GREETING

高濃度炭酸ガスによる害虫防除は古くから知られておりましたが、世界的にも実用化されていませんでした。そこで、イチゴでの実用化研究を開始し、ナミハダニを防除するとともにイチゴにも悪影響がないことを確認したうえで、実用化を進めてきました。化学農薬の使用が少ない環境に優しい害虫対策を実現するため、ほかの研究組織と協力しながら今後もさらなる発展に努めてまいります。

代表メッセージ

MESSAGE

「環境にやさしい病害虫防除を
目指して・・・」

化学合成農薬が誕生してから半世紀以上が経過した現在、害虫の防除は農薬への抵抗性の発達により昔に比べ厳しいものとなっています。
そんな中で、私たちは化学合成農薬を用いない技術の開発を進めてきました。
そして、最も抵抗性が発達しているイチゴのハダニに対して高濃度炭酸ガスを用いることで完全防除することに成功しました。

国の勧める「食とみどりの戦略」にも沿った化学合成農薬削減による農業生産に貢献するとともに、
「化学合成農薬に頼らない持続可能な農業」の実現に向け、
地球にやさしい病害虫防除を通じた持続的な農業支援により、SDGs目標の達成を目指す企業として取り組んでいきたいと思います。

代表取締役社長　村井保
(宇都宮大学名誉教授)